近見視力不良の子供

近見視力不良の子供

近くをはっきりと見ることのできない近見視力不良にかかっている子供は、通常学校で行われる視力検査では調べることができないため、発見することが難しくなっています。

生まれたての赤ちゃんは、視力が0.01〜0.02とほとんど見えていない状態です。これが、年を経るにつれてだんだんと見えるようになり、3歳くらいになると0.7〜0.9くらいに、5歳にもなれば1.0以上見えるようになります。(もちろんのこと、個人差があります)

このように、子供の視力は段階を経て見えるようになっていくため、近見視力(きんけんしりょく)不良に陥っている子どもは、そもそも近くがはっきりと見えた経験がありません。そのため、近くの物はぼんやりと見えるものという認識があります。もちろん、周りの人間も同様に見えていると思っています。

ところが、実際には、周りの人間は違った見え方をしているので、ここでお互いに齟齬が出始めます。

近見視力不良の子供は一生懸命にやっているにもかかわらず、近くをはっきりと見ることができないため、勉強をする上でも、スポーツをする上でも、当然のことながら効率はよくありません。うまくいかないことも多々あるでしょう。また、見えにくいものを無理に見ようとするので、眼精疲労もひどくなります。周りの人間からは、勉強ができない、スポーツができない子供と思われるケースも考えられます。

子供が一生懸命に物事に取り組んでいるにもかかわらず、何か様子がおかしいと感じた場合は、近見視力不良を疑う必要があると思われます。

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